夏競馬の新潟・中京開催の初週を華やかにしてくれる関屋記念と東海S。関屋記念は新潟芝1600m、東海Sは中京ダート1400mで開催されます。

関屋記念

東海Sは残念ながら今年からG3競走に降格となり、その影響もあってかプロキオンSとの条件変更(昨年までの)による開催のようです。最近の東海Sはダート1800mが舞台だったので、過去成績を参考にする際には注意が必要です。

新潟開催の関屋記念は、荒れても不思議ではないメンバーが出走予定。

1番人気候補筆頭はボンドガールで、前走のヴィクトリアマイルは2番人気ながら16着と大敗したものの、基本的には安定感のある走りが自慢です。乗りに乗るキング騎手が騎乗するカナテープにも注目しましょう。

カナテープは3勝クラスを勝ちあがった次のレースがG3の府中牝馬Sでしたが、3番人気で2着に好走しています。ちなみに3勝クラスの初音Sを勝った時に騎乗していたのはキング騎手であり、このコンビでは1戦1勝の負けなしです。

そしてフォーチュンタイムも上位人気候補に挙げられており、5戦4勝2着1回で臨んだ阪急杯は5着に敗れましたが、勝ち馬と0.3秒差なのでアッサリ勝ってもおかしくないでしょう。父のグレーターロンドンが果たせなかったGI勝利の夢を達成するためにも、ここは是非とも勝っておきたい舞台ですね。

それ以外には、今年のニュージーランドTを勝ったイミグラントソングや新潟大賞典では1番人気に推されたレガーロデルシエロなど、有力馬は多数います。

夏休暇を取得していたルメール騎手はこの週が仕事復帰初週となるので、土曜日の騎乗結果には要注目です。

東海S

東海Sは距離や賞金など、様々な点が変更されたので昨年までとは出走する馬の傾向も異なります。

1勝クラスから3勝クラスまで、そしてオープン初戦の欅Sも見事に勝利し、4連勝中のビダーヤが1番人気になりそうです。ダートではこれまでに負け知らずという部分も強みですね。

他には、デビューから5連勝し昨年のプロキオンSを勝ったヤマニンウルスも人気になるでしょう。連勝が途切れて以降は勝てていませんが、このレースでは斤量が57㎏となります。

フェブラリーSで1番人気になった経験もあるオメガギネスも有力馬に数えられます。これまでに走った最短距離は1600mなので1400mは当然初経験ですが、距離短縮が好結果に結び付く可能性もあるでしょう。

そして前々走の欅Sでは1番人気候補のビダーヤに敗れているものの、翌走の天保山Sで勝ち切ったコンクイスタも怖い存在です。中京ダート1400mは1戦して2着が1回なので、相性も悪くないはず。

以上のほかにも、川田騎手が乗るインユアパレスや昨年秋にオープンのオータムリーフSを制しているライツフォルにも勝機は十分あります。

この2レースは暑い中行われるので、人馬ともに無事に走り切ってほしいですね。

レース予想については暴露王の競馬情報サイトをご覧ください。

関連記事:「暴露王を利用して競馬を制する