9月に入ると本格的な秋競馬が始まり、夏競馬とは一味も二味も違うレースが行われます。秋のGIなどを目指す馬も多数出走する短距離重賞レースが9月11日に中山競馬場と中京競馬場で開催されました。

中京競馬場

まずG2のセントウルステークスが中京で行われ、1番人気はGI勝利はないもののすでに重賞を5勝しているメイケイエールでした。2番人気は安田記念の勝ち馬ソングライン、そして3番人気は今年未勝利の竹之下ジョッキーが騎乗したダディーズビビッド。

レースがスタートしハナに立ったのはシャンデリアムーンで、2番手からファストフォースが続きます。そして前走16番人気ながら北九州記念を勝利したボンボヤージ、ジャスパープリンスといった隊形です。

前の2頭が後続に少し差をつけますが、最後の直線に入り少しするとあっという間にメイケイエールが抜け出し、あとは独壇場です。若い頃は操縦性や気性の問題で苦労してきたメイケイエールですが、池添騎手とコンビを組むようになってうまくいっている感じですね。

芝1200mで2着に2馬身半差というのはかなりすごく、本番のスプリンターズSでも1番人気になるでしょう。2着のファストフォースはここ最近は地味な成績でしたが、2021年11月28日の京阪杯以来の馬券圏内となりました。

中山競馬場

10分後に発走した京成杯オータムハンデキャップは、1番人気がファルコニア、2番人気がダーリントンホール、3番人気がミスニューヨークでした。ハンデ戦ということもあって人気は割れ加減で、ある意味では誰が勝ってもおかしくはないメンバーでした。

レースがスタートすると1枠1番のベレヌスがハナを切りますが、その後想定外の状況になります。スタート後は中団くらいにいたミッキーブリランテがすごい勢いで上がっていき先頭に立ちます。4コーナーをカーブする頃も比較的余力がありそうでしたし、最後の直線でも最後の最後まで1番人気のファルコニアに抵抗していました。

結果的には人気のファルコニアが優勝し、ミッキーブリランテが2着に入っています。そして3着はクリノプレミアムで、1番人気が勝利したものの3連単の払戻金は235,180円となりました。

勝利したファルコニアは恐らくマイルチャンピオンシップに向かうでしょう。これからの成績次第では種牡馬になれる可能性もあるので頑張って欲しいですね。

 

香港での残念な事故で、スプリント王者のピクシーナイトは休養しています。早く復帰し今回出走した馬たちと芝の上で戦って欲しいです。レース予想は暴露王がおすすめです。

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