2月には様々な重賞レースが開催されました。そんな中2歳馬が対象となったのは、きさらぎ賞・クイーンC・共同通信杯です。開催日順に紹介していきます。

まず2月9日に京都競馬場できさらぎ賞が行われました。1番人気は東京スポーツ杯2歳Sでコントレイルの2着に入っているアルジャンナ。確かに戦績はまずまず素晴らしいですが、コントレイルから0.8秒離されているというのは気がかりです。

2番人気は昨年の朝日杯フューチュリティSで14番人気で3着に入ったグランレイ。強い可能性もありますが、フロックだった可能性も指摘され、1番人気ではありませんでした。他にはギベルティ、コルテジアなども挑戦し、結果は中団にいたコルテジアが2着のストーンリッジにクビ差をつけて優勝。3着には1番人気のアルジャンナが入っています。

2月15日に東京競馬場で行われたクイーンCは、確たる本命馬が不在でした。1番人気はまだ2戦しかしていないルナシオン。恐らくルメール騎手が騎乗したというのも人気になった理由でしょう。2番人気は京都2歳Sでマイラプソディの2着経験のあるミヤマザクラ。そして3番人気はホウオウピースフルでした。

インザムービーが圧倒的な大逃げを見せるなか2番手にいたミヤマザクラが徐々に追い詰めて差し切り勝利を収めます。最後は外からマジックキャッスルが襲い掛かるも、クビ差凌いでいます。3着はセイウンヴィーナス。

2月16日に東京競馬場で行われた共同通信杯は、恐らく今回の3レースの中でも一番注目されました。理由はマイラプソディの出走にあります。これまで3戦3勝、負けなしで京都2歳Sを勝っていて、鞍上は武豊騎手。2番人気はフィリオアレグロ、そして3番人気はダーリントンホールでした。フィリオアレグロは1戦1勝、ダーリントンホールは新馬勝ちのみですが、札幌2歳Sで3着の実績があります。

結果は中団にいたルメール騎手が乗るダーリントンホールが4番人気のビターエンダーとの争いをハナ差制して優勝しています。3着はデムーロ騎手のフィリオアレグロ。1番人気のマイラプソディは4着でした。

3歳馬というのは短期間で強くなるケースもあれば、あっという間にメッキが剥がれることもあります。今回敗れた人気馬が負けた理由はわかりませんが、より強く、たくましくなって欲しいと暴露王は願っています。きさらぎ賞・クイーンC・共同通信杯はフェブラリーSや京都記念と比べると印象はかすみますが、重要さはかなりのものです。

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