ルメール騎手の勢いが止まらない!

ルメール騎手がJRAの騎手となって数年が経過しましたが、今でもルメール騎手の勢いは衰えていませんし、逆に勢いを増している感もあります。特に今年の秋シーズンは圧巻で、様々な重賞を勝利しています。10月は重賞6勝を挙げ、そのうちGIは3勝していますし、アーモンドアイによる三冠制覇も成し遂げています。もちろん9月にも重賞を4勝挙げていて勢いはとどまるところを知りません。これで今年のGI勝利数は10月末時点で6勝となり、武豊騎手が以前記録した記録(GI年間6勝)を更新する可能性も高まってきました。

ルメール騎手は競馬関係者は当然ながら、一般の競馬ファンにも愛されており、今やJRAになくてはならない存在となりました。ルメール騎手やデムーロ騎手のおかげで日本競馬のクオリティが高まっていることは事実ですし、しばらくの間は現在のような状況が続いていくでしょう。

ジャパンカップはアーモンドアイで、その他にも2歳GIの騎乗予定もすでに決まっているようですし、それ以外のGIに騎乗する馬もある程度決まっているでしょう。全盛期の武豊騎手を彷彿とさせるような活躍力は見ていて爽快です。不世出の名馬でもあるアーモンドアイとの今後の活躍ぶりが非常に楽しみです。

暴露王が注目する凱旋門賞で見せたエネイブルの競馬レースでの強さ

世界最高峰のレースでもあり、日本のホースマンにとっての夢でもある凱旋門賞が、10月7日にロンシャン競馬場で行われました。新装されたロンシャン競馬場での開催は初めてなので注目されていましたが、昨年の覇者でもあるエネイブルの注目度はかなり高いものでした。もちろんエネイブルは1番人気で、最強馬シーザスターズの娘でありアイルランドオークスとヨークシャーオークスを連勝中のシーオブクラスは3番人気でした。前走のフォワ賞を勝利したヴァルトガイストは2番人気で、また日本からの唯一の出走馬となったクリンチャーは4番人気でした。

大方の予想通りエネイブルが直線で早々に抜け出しますが、外からシーオブクラスがすごい脚で突っ込んできます。しかしエネイブルがそれを凌いでクビ差で勝利を果たしました。これで凱旋門賞2連覇となり、さらにこの馬は故障による長期休養をひと叩きしての出走でしたので不安視されていましたが、そんな不安を吹き飛ばす完勝劇でした。

日本代表のクリンチャーは残念でしたが、歴史的名馬による素晴らしいレースを見ることができ、大いに日本のファンも沸いたことでしょう。専門チャネルの他にも民放でも生中継されていて、凱旋門賞の注目度が高いことを再確認できました。

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