暴露王待望、3歳クラシック戦線を占う意味でも重要度の高い重賞レース、クイーンCと共同通信杯。それぞれ2月の15日と16日に、東京競馬場で行われます。共同通信杯はトキノミノル記念という名称も表記されており、伝説のダービー馬をたたえるレースとしても知られています。

このレースに勝利した最近の馬には、そうそうたるメンバーがいて、スワーヴリチャード、ディーマジェスティなど様々。クイーンCはクロノジェネシスやメジャーエンブレムが勝利しています。

まず今年のクイーンCに出走予定の馬の中で注目したいのが、ルナシオンです。2019年10月の新馬戦に勝利したのみですが無敗で、父はディープインパクトという血統です。その時に破った馬は次走未勝利戦を勝っているので、当然期待せずには居られません。

そのほかには新馬戦とベゴニア賞を連勝中で無敗のミアマンテも人気になるでしょう。ルメール騎手が両方に騎乗していたので、恐らくクイーンCでも人気になるはずです。

そして3戦1勝のマジックキャッスルはGI馬のレシステンシアが勝利したファンタジーSで2着に入る奮闘を見せています。父はディープインパクトで母はソーマジック。兄弟にはソーグリッタリングがいる血統ですから注目されています。それらの他にも、ホウオウピースフル、アカノニジュウイチなど、いろいろな馬が虎視眈々と勝利を目指しています。

その翌日の共同通信杯はかなりの好メンバーが揃う予定です。ほぼ1番人気が想定されているのが3戦3勝、G3の京都2歳Sも勝っているマイラプソディです。すべてに武豊騎手が騎乗し、この世代の現時点におけるトップクラスにいるといっても過言ではありません。ここも勝利することで、すでにGIを勝っているサリオスやコントレイルに挑戦状を叩きつけることもできそうです。

他には2戦1勝、G3の札幌2歳Sで3着に入っているダーリントンホールにも注目しましょう。その後1勝クラスの葉牡丹賞では3着に敗れていますが、期待が持てる1頭です。

そしてビターエンダー、ココロノトウダイ、エンといった馬たちにも、十分勝利のチャンスはありますね。将来の日本競馬界を担う期待の若駒たち…彼等、彼女たちの素晴らしい走りを見届けてみてください。

もちろんそれぞれの馬の特徴によって早熟型もいれば晩成型の馬もいます。そういった部分も含めてレースを見ますと、中長期的に競馬を思う存分楽しむことができますよ。

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