日本時間4月5日~6日にかけてドバイのメイダン競馬場で行われたドバイミーティング。地元ドバイの馬はもちろんのこと、世界各国から様々な条件を得意としている馬が集まりました。近頃は日本馬が活躍する例も圧倒的に増えてきており、今年も暴露王も興味を示す注目馬が多数いました。
特に注目度が高かったのは、メインのドバイワールドカップに出走したフォーエバーヤングです。前走のサウジカップではロマンチックウォリアーをゴール前で差し切り、見事に優勝。注目度が高くて当然でした。
今回のドバイミーティングのレースには10頭以上の日本馬が出走しましたが、合計で3勝挙げています。
まずはメイダン5RのUAEダービーですが、これは3歳馬のみが対象であり、日本からはアドマイヤデイトナ、ドンインザムード、シンフォーエバー、ドラゴンが出走。ルメール騎手騎乗のアドマイヤデイトナが逃げますが、すぐ傍に他馬がいる展開でした。そんな中4コーナーをまわり、一瞬外から来た馬に交わされたように見えました。
しかし直線に入ると脅威の根性を見せ、見事に差し返して、アドマイヤデイトナが優勝。2025年ドバイミーティングの日本調教馬の優勝第一号となりました。
7Rのドバイターフは日本でも馬券が発売されたかなり注目度が高いレースで、世界最強芝馬といわれるロマンチックウォリアーが出走しました。日本においてもロマンチックウォリアーが圧倒的な人気に推され、レースでは直線に入ってすぐに逃げていたメイショウタバルをとらえて先頭に立ちました。
ロマンチックウォリアーが圧勝か!とも思われましたが、中盤は好位~中団にいたソウルラッシュが追いすがり、最後の最後に差し切り勝ちを収めました。
2024年の安田記念ではロマンチックウォリアーが勝利しソウルラッシュが2着でしたが、見事に雪辱を雪ぐことができました。
8Rはドバイシーマクラシック。レベルスロマンスやカランダガンが人気になる中、日本馬は3~6番人気に支持されました。昨年覇者のレベルスロマンスが向こう正面に向かうあたりでハナに立ち、そのまま最終コーナーに。
セーフティーリードは2馬身程度でしたが力の違いを見せつけるというほどの抜け出しを見せられず、外から来た日本ダービー馬のダノンデサイルが差します。その後カランダガンが追い詰めるものの、ダノンデサイルが1馬身以上の差を付け快勝しました。
以上がドバイミーティングで勝利した日本馬が出走したレースですが、今回の開催で勝利にかなり近いと思われていたドバイターフのロマンチックウォリアーとドバイワールドカップのフォーエバーヤングは敗れています。
そしてドバイゴールデンシャヒーンではストレイトノーチェイサーが追走自体に苦しみ、惨敗しています。改めて競馬の難しさを知ることになったドバイワールドカップデーでした。
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