3月1日に阪神競馬場で阪急杯が、そして中山競馬場では中山記念が開催されました。どちらも知名度の高い重賞レースであり、過去には名だたる名馬が出走してきました。
まず阪急杯ですが、今年は18頭で行われました。1番人気は今年5歳になったダイアトニック。この馬は昨年のスワンSを制し、今年の京都金杯では2着に入っています。マイルチャンピオンシップ以外は安定した成績を収めているので、ここでも好勝負になると期待されていました。
2番人気は川田騎手が騎乗するフィアーノロマーノです。昨年のダービー卿チャレンジトロフィーではダイアトニックを破り、昨年末の阪神カップは2着に入っています。ちなみに阪神カップは阪急杯と同じコースで行われるので、コース実績のあるこの馬にとっては最高の舞台です。
そしてクリノガウディー、ステルヴィオなどと人気が続きます。ステルヴィオは3歳時にマイルチャンピオンシップを制するなど大活躍していましたが、それ以来勝ち星はありません。ここでは実績が一枚上という感じですが、久しぶりのレースというのも不安材料だったかもしれません。
スタートが切られるとハッピーアワーが出遅れてしまいます。複数の馬が先行争いをしますが、結果的にニシノラッシュがハナを切ります。それに続く形でマイスタイル、クリノガウディーetc.
ほとんど馬順が入れ替わることなく最終コーナーをカーブし、直線に入ります。1番人気のダイアトニックがさっと抜け出しますが、ゴール前で外から飛んできたベストアクターに交わされてしまいます。
結果的にベストアクターが優勝し2位に入線したダイアトニックは3着に降着処分。2着に入ったのは3位入線だったフィアーノロマーノです。
暴露王も注目していた中山記念は昨年の毎日王冠で圧倒的な強さを見せ付けたダノンキングリーが1番人気。2番人気はラッキーライラック。
レースが始まると予想通りマルターズアポジーが逃げて、ソウルスターリングが続きます。この2頭が後続を引き離す形で最終コーナーをカーブしますが、最後の直線に入りあっさりとダノンキングリーが交わし去り悠々と先頭でゴールイン。
2着には外から伸びたラッキーライラック、3着には先行して粘ったソウルスターリングという順位でした。ダノンキングリーはこの中山記念で格の違いを見せ付けました。順調であれば2020年に何らかのGIレースを勝ってくれるでしょう。
阪急杯も中山記念もとても見応えのあるレースでした。
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