ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンドの結果について

いつの間にか企画がなされ開始したヤングジョッキーズシリーズ。外国人ジョッキーの台頭などにより若手騎手の活躍の場が奪われつつあるので良い取り組みかもしれませんね。

JRAに加えて各地方競馬の代表騎手が集い「ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中山」が12月28日に行われました。ですから当日の中山競馬は12レース中2戦がYJSFR中山のレースでした。最終的に優勝を果たしたのは川崎競馬所属の桜井光輔騎手で、2位がJRA所属の荻野極騎手、3位が高知競馬所属の松木大地騎手でした。それぞれ56ポイント、49ポイント、44ポイントとなっていて、このポイントは28日の中山競馬以外のものも含まれています。あくまでも12月28日のヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中山は「ファイナル」ですからね。このような試みが今後増えてくるとより様々な視点から競馬を楽しむことができますし、馬だけでなく騎手に注目するきっかけにもなるでしょう。

こういったレースを見ていると普段知らない地方の若手ジョッキーの名前も知ることができ、地方競馬に興味を持つきっかけにもなりそうです。それぞれの競馬場によって特色があるので訪れてみるのも良いものですね。

リッジマンが1番人気に応えてステイヤーズSを勝利

12月1日に中山競馬場で行われたステイヤーズSは、JRAの平地重賞の中では最も長い距離のレースです。このレースの常連でもあるアルバートが出走し盛り上がる予定でしたが、直前に出走回避となっています。

1番人気はリッジマンで、前走の丹頂Sを勝って臨んできました。そして2番人気は前走1600万条件を勝ち上がったばかりのアドマイヤエイカン。ただこの馬は2歳時に札幌2歳Sを制しています。3番人気はヴォージュ、4番人気はモンドインテロといった顔ぶれで、オジュウチョウサンの弟のコウキチョウサンも出走していました。

レースはカレンラストショーがハナを切り、続いてヴォージュといった形。1番人気のリッジマンは道中4、5番手に位置し、2番人気のアドマイヤエイカンもほぼ同じ位置取りでした。

2週目の3コーナーをカーブする前あたりから騎手の手が動き始め、各馬慌ただしい動きとなります。4コーナーを回って直線に向いた頃には逃げるカレンラストショーが脱落し、アドマイヤエイカンが先頭に立ちます。しかしその外からリッジマンがやってきて競り勝ち、見事に優勝を果たしました。3着にはゴール前で追い込んできたモンドインテロが入っています。

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