4月26日に京都競馬場でマイラーズC、東京競馬場でフローラSが開催されました。両方ともG2レースなので、数多くの競馬ファンが注目しています。マイラーズCはマイル路線を歩む馬たちが出走するレースであり、GI級の馬も頻繁に出走します。フローラSはほぼ桜花賞と同じ時期に開催されるので圧倒的に優れたメンバーというわけではありませんが、2017年にはモズカッチャンも制しています。

マイラーズCはもともと12頭立てでしたが、フィアーノロマーノが直前で回避することに。1番人気は昨年の安田記念とマイルチャンピオンシップなどを制しているインディチャンプです。前走と前々走は敗れましたが、今回はメンバーレベル的にも有利だと思われました。

2番人気は4歳になったばかりのヴァンドギャルドで、東京新聞杯は敗れましたがその前には3連勝もしており実力があることは確かです。3番人気は同じく4歳のヴァルディゼール。

スタートが切られるとまずランスオブプラーナがハナに立ちます。それに続いてベステンダンク。この2頭が後続にある程度の差をつけてレースを進めます。

4コーナーを回り最後の直線に入るとすぐに2番手追走のベステンダンクが先頭に立ちます。しかし人気のインディチャンプが余裕でこれを差し切り、結果的に2着のベステンダンクに2馬身差をつけます。3着にはヴァンドギャルドが入っています。

勝利したインディチャンプは万全の仕上げではなかったようですが、これだけ強い力を見せ付けてくれました。恐らく次走は安田記念になると思うので連覇に期待したいです。

そしてフローラSは1番人気が、2戦1勝2着1回、敗れたのは皐月賞でも人気になったクリスタルブラックだけというスカイグルーヴ。2番人気にはレーン騎手が騎乗するホウオウピースフルでした。他にはデムーロ騎手のレッドルレーヴが3番人気、前走ミモザ賞を勝ったウインマリリンが4番人気でした。

レースがスタートするとシャンドフルールが逃げます。それに続いてウィスパリンホープ、リヴァージュも前目につけます。このレースが行われた際はかなりの強風が吹いていたので、もしかすると逃げ馬には厳しい状況だったかもしれません。

3コーナーをまわり4コーナーもまわり直線に向く頃には誰が勝ってもおかしくない状況。すさまじい風の中うちからウインマリリンが伸びて先頭に立ちます。

ある程度のセーフティーリードがあるように見えましたが、その後外からホウオウピースフルとフアナも追いすがります。結果的にウインマリリンが優勝し、ホウオウピースフルが2着、3着はフアナでした。

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