4月3日に大阪杯が、翌週の10日には桜花賞が、どちらも阪神競馬場で開催されました。3月のドバイミーティングで日本馬が活躍した影響もあり、競馬ファンの熱気も高まっていました。

4月3日、大阪杯

まず大阪杯は、昨年の年度代表馬であり唯一敗れたのが日本ダービーというエフフォーリアが出走し、その他にも金鯱賞を含む5連勝中で挑むジャックドールなど非常に豪華メンバーでした。昨年の覇者でもあるレイパパレやエリザベス女王杯馬のアカイイトなど、全部で16頭が挑みました。

レースは少し戦前の展開予測とは異なり2番人気のジャックドールが逃げ、アフリカンゴールドは2番手に控えました。中盤は淡々と流れ、3コーナーにかかり各馬が本格的に始動します。4コーナーを回って直線に向くと、まずは逃げ粘るジャックドールを好位追走のレイパパレが交わしにかかります。

しかし他の馬も猛然と追い込み、優勝したのは8番人気のポタジェでした。2着はレイパパレ、3着はアリーヴォとなり、1番人気と2番人気の馬は馬券圏外に沈み、3連単の配当は537,590円とかなりの高額でした。

優勝したポタジェはこれまで重賞での好走はあるものの勝利を挙げるには至らず、善戦マンというイメージでした。しかし大一番で見事大金星を挙げました。

4月10日、桜花賞

暴露王期待の3歳牝馬の乙女たちが頂点に向かって頑張って走る桜花賞。混戦模様はレース前から感じられましたが、1番人気は出遅れ癖のあるナミュール。2番人気はGI馬のサークルオブライフ、そして3番人気は武豊騎手が騎乗するウォーターナビレラ。

スタートが切られると、まずは2番のカフジテトラゴンがハナに立ちます。そのまま後続の馬たちを引き連れ、3、4コーナーをカーブし最後の直線に入ります。

好位を追走していたウォーターナビレラとナムラクレアがカフジテトラゴンに並びかけてかわします。この2頭で決まったかと思われたところ、外から川田騎手が騎乗するスターズオンアースが猛然と追い込んで、2着のウォーターナビレラにハナ差先着し、スターズオンアースが優勝。3着にはナムラクレアが入り、3連単の払戻金は72,700円でした。

桜花賞で優勝したスターズオンアースは、未勝利以来の勝利ですが、フェアリーSやクイーンCでは1番人気に支持され共に2着。もともと期待されていた馬でした。ドゥラメンテ産駒なので、ドゥラメンテのファンには堪らない勝利となったはずです。

本来ならば大勢のお客さんが入った競馬場で行われるはずのレース。来年こそは通常通りの開催となることを願います。

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