7月に入ると本格的な夏競馬が開始したことを実感し始めますよね。そんな7月初週に開催される重賞はわずか1レースのみで、それが北九州記念です。
北九州記念には、現在3歳馬であり前走の葵Sでは15番人気でクラスペディアを破ったアブキールベイが出走予定です。現役時代に国内屈指の名スプリンターとして名を馳せたファインニードルが父で、母はハーツクライ産駒のアゴベイ。アブキールベイは北九州記念が開催される小倉芝1200mで勝った実績も光ります。
昨年の北九州記念で0.1秒差の2着だったヨシノイースターは今年も出走登録をしています。昨年は北九州記念2着だけでなく、北九州短距離Sを勝っていて、この舞台も問題にしないでしょう。今年4月の春雷Sを勝って勢いに乗る今なら、重賞勝利も夢ではなさそうです。
今回北九州記念を予定している馬の中でもトップクラスの実績を誇るのがモズメイメイです。モズメイメイはチューリップ賞、葵S、アイビスサマーダッシュと重賞を3勝しています。最近は結果を出せていませんが、持っているポテンシャルは一級品です。
条件戦を連勝してオープンクラスの仲間入りを果たしたヤマニンアルリフラにも要注目です。なかなか勝利を挙げられずに未勝利戦がなくなり、その後は2勝クラスで初勝利を挙げるという大物っぷりを披露。今年に入り特に好調で、伊良湖特別と淀Sを連勝。ヤマニンアルリフラは小倉経験は1度だけありますが1200mは初。どういった結果になるか楽しみです。
福島競馬場の名物レースの七夕賞は7月13日に開催されます。
最大級の注目を浴びるのは、リステッド競走の福島民報杯と新潟大賞典を連勝中のシリウスコルトです。新潟大賞典にはレガーロデルシエロやサブマリーナといった馬も出ていましたが、シリウスコルトはきっちりと勝利をもぎ取りました。七夕賞と全く同じコースを走っているというのは大きな強みになるはずです。
他には、デビューから8戦して馬券圏外は1回だけというコスモフリーゲンも出走予定です。はじめての福島競馬場となりますが、特に問題はないでしょう。安定感のある走りが七夕賞の舞台で生きる可能性も十分ありそうです。
3歳時にシンザン記念を勝利し、NZTとNHKマイルCで2着に入っているマテンロウオリオンも脅威です。シンザン記念以降勝利はありませんが、今年4月のダービー卿CTで0.2秒差の4着に入っているので、それを復活の兆しと考えることもできそうですね。
これらの馬のほかにも、パラレルヴィジョン、バラジなどの有力馬が七夕賞制覇を虎視眈々と狙っています。レース予想については暴露王の競馬情報サイトをご覧ください。
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