今年の七夕賞は7月7日の記念すべき日に福島競馬場で行われ、16頭が出走しました。天気は曇りで、馬場状態は稍重。このレースは荒れることも多いので今年も大穴馬券ファンにとっては嬉しいレースだったはずです。暴露王も期待のレースでした。
1番人気に推されたのは4歳牡馬でこのレースを迎える時点で7戦4勝だったロシュフォール。デビュー戦以来すべて外国人ジョッキーが騎乗していましたが、今回の七夕賞には三浦騎手が騎乗しました。父はキングカメハメハ、母はアンブロワーズという血統で、実績的にも血統的にも今後が大いに期待される馬です。
2番人気は前走の福島民報入れ惜しい2着に入ったクレッシェンドラヴ。七夕賞と全く同じ舞台で開催されたレースで2着に入ったということもあり、上位人気に推されたのですね。福島競馬場でのレースは七夕賞が3度目で、2着が2回という素晴らしい成績。当然七夕賞でも活躍が期待されていました。
3番人気は3歳時にセントライト記念を制し、その時にGI2勝馬のアルアインを破ったミッキースワロー。ミッキースワローはセントライト記念から横山典弘騎手が乗っていましたが、今回はデビューから5戦目まで騎乗していた菊沢騎手が乗ることに。これがどういった意味を持つのか…馬券ファンは非常に悩ましかったと思います。そして4番人気がウオッカ産駒のタニノフランケル、5番人気がクリノヤマトノオーでした。
七夕賞のスタートが切られて、まず飛び出したのは予想通りマルターズアポジー。この馬は自分の得意とする競馬ができたら強さを発揮すると言われています。しかしここ最近は精彩を欠いており、約2年間勝利がありません。マルターズアポジーが道中後ろの馬を離して逃げますが、3コーナーに差し掛かる頃にはリードがなくなり、4コーナーを回って最後の直線に入ると、すでに他の馬に飲み込まれています。
直線に入ってすぐに先頭に立ったのは外から伸びたミッキースワロー。クレッシェンドラヴが追いすがりますが、優勝したミッキースワローと2着のクレッシェンドラヴの差は4分の3馬身あります。そして2着と3着のロードヴァンドールの差は、3馬身。3番人気→2番人気→12番人気の決着で、3連単の払い戻しは172,290円と今年も荒れました。
1番人気のロシュフォールは残念ながら12着に敗れてしまいましたが、レース前から様々な不安説が流れていたのである程度予想できた人も多いかもしれません。
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