マイルチャンピオンシップは3歳のステルヴィオが勝つ
1番人気は上半期のマイル王者でもあるモズアスコット、2番人気は前走の毎日王冠で勝利し、GI馬でもあるアエロリット、そして3番人気は昨年のマイルチャンピオンシップの覇者でもあるペルシアンナイトでした。人気のモズアスコットが前哨戦であわやの敗戦となってしまい、暴露王の予想以上に混戦模様となりました。
レースは2番人気のアエロリットが逃げ、そして中距離路線で実績のあるアルアインがそれに続き、他にもロジクライ、ケイアイノーテックなども前目につけます。4コーナーを回る頃から各馬の動きが活発化し、最後の直線を向く頃には逃げ粘るアエロリットに向けて複数の馬が襲いかかろうとします。まずアルアインが交わし先頭に立ちますが、その後内から昨年の覇者のペルシアンナイトと3歳馬のステルヴィオが猛烈に追い込んできます。
結果的にステルヴィオが優勝し、2着にはペルシアンナイトが入り、3着はアルアインでした。5番人気までで馬券が決着したものの、1番人気と2番人気の馬がそれぞれ13着、12着に敗れたため3連単は29,790円でした。そこそこ荒れたものの1着と2着の鞍上は外国人騎手で、3着は日本人騎手の中でも特に腕の立つ川田騎手でした。
福島記念を勝ったのはスティッフェリオ
11月11日に福島競馬場で開催された福島記念は、16頭で行われました。1番人気は前々走の函館記念で勝利し、前走のオールカマーで4着に入っているエアアンセム、2番人気は札幌記念で5着のスティッフェリオでした。他には強い競馬で条件戦を2連勝して札幌記念は9着であったマイスタイルが3番人気、4番人気は特徴的な逃げ馬のマルターズアポジーでした。
レースは予想通りマルターズアポジーが逃げる展開となり、続いてマイスタイルがいき、スティッフェリオも前目につけます。道中の馬順は入れ替わりが少なく4コーナーにかかるまで大きな動きはありませんでした。最後の直線に向いてもまだマルターズアポジーが粘りますが、しかしスティッフェリオが抜け出して、内でマイスタイルが粘りますが、さらに内からエアアンセムが猛追します。
優勝は丸山騎手鞍上のスティッフェリオ、2着は3番人気のマイスタイル、3着は1番人気のエアアンセムでした。スティッフェリオは父がステイゴールド、母父がMtotoという血統で、ステイヤー適性がありそうです。福島記念は数あるレースの中でも荒れる重賞というイメージも強いですが、今年は3連単の払い戻しが7,540円でした。
関連記事:「暴露王を利用して競馬を制する」